貿易実務検定C級 9/29(土)の解説

2.市場調査~契約

(2)の2.

貿易を始める前の必須事項として、相手国の市場調査をする必要があります。
取引相手となるのは国内ではなく、海外の言語も文化もことなる他国です。
輸出の場合、相手国の国勢や国民性、文化、生活習慣、市場特性について十分な調査を行い、自社製品が相手国の市場に対して有効かどうかを把握しておかなければなりません。
輸入の場合も同様の事項を踏まえ、輸入商品が日本の市場にマッチングしているかどうか、コスト面でのメリットはどうかを確認しておく必要があります。
これらの市場調査を通して、マーケティング戦略を確立させておくことは、その後の取引を大きく左右する重要なポイントとなります。
市場調査を行う際の項目は下記のようなものが挙げられます。

【市場調査の項目】

一般的情報
1.地理・文化・社会:気候、風俗習慣、所得水準、社会構造など

2.政治・経済:政治形態、外国政策、国民総生産、成長率など

3.法制度:民法、商法、税法など

4.金融・為替:金融機関、為替管理、国際収支など

5.通商政策(貿易管理制度等):貿易管理、貿易統計、関税、通関規則など

6.流通、物流、通信:流通制度、港湾設備、道路交通など

7.その他:リスクの生じる可能性の有無について

商品特有の情報
1.消費者・供給者:消費者数、供給者数、購入意欲、信頼性など

2.市場:販売方法、流通機構、競争力、宣伝活動など

3.需給情報:輸出入量、生産量、販売量、販売額など

4.製品:品質、スタイル、サイズなど

5.価格:製造原価、小売価格、目標価格など

6.競合製品:競合品の有無、品質、価格、特性など

7.その他:購入、販売条件など

(2)の5.

【相対的(そうたいてき)】
⇒他との関係において成り立つさま。また、他との比較の上に成り立つさま。

【絶対的(ぜったいてき)】
⇒他の何物ともくらべようもない状態・存在であるさま。

3.貿易書類と手続き

(2)の8.

ドック・レシート(Dock Receipt|D/R)とは、船舶会社が自社の指定する保税地域に搬入された貨物に対して受取証として発行する書類のこと。
このドック・レシートに基づいて船荷証券(B/L)が発行される。
つまり船荷証券(B/L)の基本情報となる。
受け取った貨物に損傷や包装数の過不足など何らかの異常が貨物に見受けられた場合は、必ずドック・レシートにその内容が記載される。

船積依頼書(Shipping Instruction)とは、貨物を輸出する際、輸出者はフォワーダーに通関手続きや船積手続きを依頼します。

(2)の10.

メイツレシート(本船貨物受取書)とは、在来船貨物が本船に搭載された時に船会社(船長=Mate)が発行する貨物受取書のこと。

(3)の1.

CFS(Container Freight Station)とは、混載貨物専用倉庫のこと。
混載貨物(LCL:Less Than Container Load)は、CFSでコンテナ詰め或いはコンテナから貨物を出す作業を行う。

(3)の5.

現在の海上輸送は、ほとんどがコンテナ詰め輸送ですが、コンテナ輸送専用のコンテナ船で輸送されるのが一般的です。
コンテナ船に対して、コンテナ輸送専用構造になっておらず、コンテナ詰めされていない荷物をそのまま積込む構造になっている船を、従来からある船という意味で在来船といいます。
定期船と不定期船は、船の運航形態による分類です。
定期船は、例えば一番目の航海がこの港を出て、次にこの港に寄って、次はこの港、最後にこの港に、次の航海はこう・・・、というように定期運航スケジュールを決めて配船される船。
不定期船は、荷主からの依頼等により、臨時的に配船される船です。
コンテナ船はほとんどが定期船です。
しかし、逆に、定期船でも在来船はかなりあると思われます。

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