貿易実務検定C級 第61回 問題4の1の解説

貿易実務検定C級 第61回 問題4の1の解説

まず、解答欄に出てくる用語の説明をします。
A/S Rate(At Sight Buying Rate)とは、一覧払輸入手形決済相場といい、信用状(L/C)に基づいて発行された一覧払輸入手形を銀行が買う場合の相場のことです。
 資金が回収されるまでの間、銀行が立替払いを行い、この間の立替金利をTTB Rateから差し引いたものになります。
Acceptance Rateとは、信用状(L/C)に基づいて発行された一覧払輸入手形の代金を銀行が支払う場合の相場のことです。
 資金が回収されるまでの間、銀行が立替払いを行い、この間の立替金利をTTS Rateに加えたものになります。
TTS Rateとは、Telegraphic Transfer Selling rateの略で銀行が顧客に外貨を売るレート(顧客が買うレート)です。
TTB Rateとは、Telegraphic Transfer Buying rateで銀行が顧客から外貨を買うレート(顧客が売るレート)です。

この用語を見る限り、決済は信用状(L/C)を使った貿易取引をいうことになります。
では、下図を見てください。
この図は、信用状(L/C)を使った決済の流れになります。

この図を踏まえて、対顧客相場120円に足し算、引き算を行っていきます。

TTB Rate
「銀行が顧客から外貨を買うレート(顧客が売るレート)」
ということから、
対顧客相場120円―1円(銀行のマージン)=119円
になります。

A/S Rate
「資金が回収されるまでの間、銀行が立替払いを行い、この間の立替金利をTTB Rateから差し引いたものになります。」
ということから、
TTB Rate119円―0.15円(メール金利)=118.85円
になります。

TTS Rate
「銀行が顧客に外貨を売るレート(顧客が買うレート)」
ということから、
対顧客相場120円+1円(銀行のマージン)=121円
になります。

Acceptance Rate
「資金が回収されるまでの間、銀行が立替払いを行い、この間の立替金利をTTS Rateに加えたものになります。」
ということから、
TTS Rate121円+0.15円(メール金利)=121.15円
になります。

TTB Rate:119円
A/S Rate:118.85円
TTS Rate:121円
Acceptance Rate:121.15円
に当てはまるAからCの解答は、Bになります。

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