貿易実務検定C級 11/10(土)の解説

8.外国為替

(1)の1.

(1)の2.

D/A手形:Document Against Acceptance 手形引受時書類渡し
一定期間のうちに代金を支払う条件がつき、たとえば、「D/A 30 days after sight」は、手形を引き受けた日から30日後に払うという意味です。

D/P手形:Document Against Payment 手形支払時書類渡し
商品の到着前に全額を支払う必要がある(前払いになる)ため、輸入者に負担のかかる決済方法なのですが、 逆に、輸出者にとっては、輸入者が代金を支払うまで銀行が船積書類を渡さないため、代金回収のリスクが小さい決済方法になります。
輸入貨物代金を支払うことで船積書類を入手します。

(1)の3.


「取立扱い」は、輸出地銀行は輸入地銀行が輸入者から代金を取り立てるまで(=代金を入手するまで)支払いが発生しないのでリスクはありませんが、「買取扱い」では、輸出者へ立て替えて支払うため、万一、輸入者が支払われなかった場合には支払った代金が返ってこない…というリスクを負うことになります。

(1)の5.

1ドル90円という場合、1ドルを手に入れるのに90円が必要になります。
3ドルを手に入れる場合、90円x3=270円が必要になります。

(1)の6.


100ドルのバックを買います。
1ドル100円の場合、日本円で1万円が必要です。
円安:円が外国通貨に比べて相対的に価値が低くなる場合をいう。
1ドル90円の場合よりも千円多く必要なので、日本円の価値が低くくなります。

1ドル90円の場合、日本円で9千円が必要です。
円高:円が外国通貨に比べて相対的に価値が高まる場合をいう。

(1)の7.


≪一覧払輸出手形買相場A/S(At Sight)≫
At sight(一覧払い)とは、代金決済をする際の期日の種類の一つで、支払者が提示されたら、猶予期間がなく、すぐに支払うというものである。
輸入者はこれを決済しないと銀行から船積書類を受け取ることができない。

例えば、90日払いの場合には「90 days after」と記入する。
(at 90 days after sightなど)

一覧払輸出手形買相場は、信用状付一覧払輸出手形を決済するときの相場です。
銀行が為替を買うときのレートです。

資金が回収されるまでの間、銀行が立替払いを行います。
この立替期間相当の郵便日数(メール期間)の金利をTTBレート(電信買い相場)から差し引いたものが、一覧払輸出手形買相場です。
貿易取引の決済で、輸出者が振り出した為替手形を輸出地銀行に“買取”依頼をする場合、輸出地銀行はその手形代金を回収するまで、輸出者に「立替払い」を行います。
その為替手形を輸入地銀行に発送し、決済を受けるまでの「立替期間(メール期間)」の金利を「メール期間金利」といいます。
TTBレート - 立替金利(メール期間金利)

≪期限付手形買相場 Time Bill Rate≫
輸入者は手形の呈示があった場合はその引き受けを行い、船積書類を受け取り、輸入貨物を引き取る。

その貨物を販売先に納入し代金を回収して期日に手形決済に充当することになる。

輸入者にとっては手形決済まで時間的猶予が与えられるため、一覧払い手形より有利な条件である。

期限付手形では、輸入者は輸出者への代金支払いに、一定の猶予期間が与えられるのが特徴です。

期限付手形買相場は、銀行が期限付き手形を買取るときに適用するレートです。
資金が回収されるまでの間、銀行が立替払いを行います。

この間の立替金利をTTBレート(電信買い相場)から差し引いたものが、期限付手形買相場です。

「ユーザンス金利」は、その猶予期間(ユーザンス期間)分の金利のことをいいます。

TTBレート - 立替金利(メール期間金利・ユーザンス金利)

TTBレート(電信買い相場)…仲値から1円差し引いたレート

TTSレート(電信売り相場)…仲値に1円上乗せしたレート

外貨決済の際は、表面上見えないところで手数料を払っています。
為替レートに外国為替手数料が含まれているのです。
米ドルの場合は、預け入れ時に1円、払い戻し時に1円、合計2円の為替手数料を負担することになります。

≪TTBレート≫
TTBレート(電信買い相場)は、仲値から1円差し引いたレートです。
外貨預金を円に替えるときには、顧客は、外貨を売って円を買います。
これは、銀行側から見ると、円を売って外貨を買うことになります。
この時に適用されるレートがTTB(テレグラフィック・トランスファー・バイイング・レート)です。
TTBレートは、外国為替の受取りと代り金の支払いの間に、立替期間がない場合に適用されます。
また、送金されてきた外貨を自国通貨に交換する被仕向送金や、取立済の輸出手形の支払いなどに適用されます。

TTBレート電信買い相場 仲値-1円
顧客…外貨を売って円を買う
銀行…円を売って外貨を買う

≪TTSレート≫
TTSレート(電信売り相場)は、仲値に1円上乗せしたレートです。
外貨預金を始めるときには、顧客は、円を売って外貨を買います。
これは、銀行側から見ると、円を買って外貨を売ることになります。
この時に適用されるレートがTTSレート(テレグラフィック・トランスファー・セリング・レート)です。
TTSレートは、外国為替の支払いと代り金の受け入れの間に、立替期間がない場合に適用されます。
また、顧客からの仕向け電信送金や、インパクトローンの期日決済の取引に適用されます。

TTSレート電信売り相場 仲値+1円
顧客…円を売って外貨を買う
銀行…外貨を売って円を買う

≪仲値≫
仲値は、対顧客取引の基準となるレートです。公示相場とも呼びます。1990年9月から、各銀行が独自に仲値を設定できるようになりました。TTM(テレグラフィック・トランスファー・ミドル・レート)ともいいます。

(1)の8.
電信送金(Telegraphic Transfer/T/T)
輸出者や輸入者の立場から見れば、国内で行われている銀行振込のような感覚でお金を支払い、お金を受け取る送金方法です。
銀行から銀行への支払指示を電信で送付するため、電信送金と呼ばれます。

普通送金(Mail Transfer/M/T)
基本的には電信送金と同じ仕組みなのですが、銀行から銀行への連絡(支払指図)が電信ではなく、郵便で行われるのが特徴です。
郵便で行われるため、銀行への手数料は安く済むのですが、電信送金よりも支払いに時間がかかります。

送金小切手(Demand Draft/D/D)
名前の通り、小切手で支払う方法です。
(商品代金を支払う)輸入者が銀行から送金小切手の交付を受け、輸出者(受取人)に送付し、輸出者は小切手を受け取ったら、現地の銀行(支払銀行)に小切手を呈示し(裏書きをして)現金を受け取ります。

(1)の9.
直物相場は、外国為替取引で契約日(成約日)から2営業日目以内に受け渡しをする場合に適用される為替レート(相場)をいいます。

2営業日目以降に受け渡しをする場合に適用される相場を「先物相場」と言い、将来の一定期日に、現在の時点で取り決めた価格で取引する仕組みをいいます。

(1)の10.
海外と取引をしていていると、為替相場の動きで採算がブレて、困ることが多々あります。
ブレを上回る利益が確保できれば別ですが、通常はそこまで利幅は取れません。
何とか為替リスクに対応できないかということで、通貨オプションという手があります。
使っても使わなくても良い「為替予約」ということです。
使う・使わないは自分で決めます。
予約相場が当日の相場より良ければ予約を使い、当日の相場が良ければ予約の権利を放棄して、当日の相場を使います。

「通貨オプション」は通常銀行から買うのですが、「通貨オプション」の購入は、オプションプレミアムと呼ばれる手数料を銀行に支払います。

(2)の3.
≪並為替≫
買い手が売り手にお金を送る方法を、並為替といいます。
海外へ送金する、ごく当たり前の方法です。

≪逆為替≫
売り手が買い手からお金を取り立てる方法を、逆為替といいます。

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