通関士 模試 2018 輸入申告書 分類の解説

通関士 模試 2018 輸入申告書 分類の解説

公益財団法人 日本関税協会 教育・セミナーグループ 作問担当講師から回答がありました。

質問内容1
仕入書の第二項 Non-alcoholic beveragersは、なぜ、2202.10-1005ではなく、2202.99-1000になるのでしょうか?

質問内容2
第二項 Non-alcoholic beveragersはソフトドリンクになると思いますが、問題 記9のソフトドリンクの容器にかかる費用の按分対象にならないのですか?

質問内容1の解説
第22.02項の「規定」ですが、この規定内容は、「号」では、同項の規定を「前段」と「後段」に分けて、次のように区分されています。

「前段」:2202.10「水(鉱水及び炭酸水を含むものとし、砂糖その他の甘味料又は香味料を加えたものに限る。) 」 

「後段」:2202.91&99「その他のアルコールを含有しない飲料(第20.09項の果実又は野菜ジュースを除く。)」 

この二つの区分を本設問の仕入書第1・2・5項に当てはめると、第1・5項のものは、「ジュース」は「甘味料又は香味料として加えたものに限る」ものであり、「前段」の規定に入るものです。

第2項のものは、「ぶどうジュース(アルコール分0.4%)」を加えていることで、甘味料又は香味料とするもの以外のものが混合されたものであり、「後段」の規定に入るものとなります。

すなわち、本品の構成材料の「アルコール分0.4%のぶどうジュース」は「甘味料又は香味料」として加えたものには該当しないものとした区分によります。

よって、2202.10-1005ではなく、2202.99-1000に分類されます。

質問内容2の解説
ソフトドリンクへの個別加算費用(問題文の記9)についてですが、これは、仕入書第5項の「ソフトドリンク」に係る費用であり、容器(250個+5個分)の無償提供費用と意匠使用料を、この第5項の仕入書価格へ算入することになります。

ここで、本設問の仕入書の貨物中で、第5項の分類番号と第1項の分類番号と同一ですから、これらを合算(問題文の記1)すると、その両者の合算後の価格には、当該容器と意匠の費用が含まれたものとなります。

ご提案のように第2項が第5項と同一の分類番号となる場合には、同様に合算された価格となります。

この解説では理解できないため、再度、下記のような質問をしました。

仕入書の第5項の分類番号と第1項の分類番号は、同一ですからソフトドリンクになるのは理解できます。

第二項はノンアルコールなので、ソフトドリンクにならないのですか?

ソフトドリンクの定義を調べたところ、アルコールを含まない、あるいは微量(1%未満)のアルコールを含む飲料である。 と書かれていました。

なので、ソフトドリンクになると思うのですが、いかがでしょうか?

この質問に対しての解答は下記になります。

今回の問題での「ソフトドリンク」に関しましては、仕入書第5項で「Soft drinks」を和訳したものであり、それを指しております。

容器の数が仕入書第5項の個数と一致することからも、仕入書第5項の「Soft drinks」に係る費用であると判断してもらうことを意図しておりました。

問題の難易度も考慮し、問題文記で「仕入書第5項のソフトドリンク」と記載して明確にしておいてもよかったかもしれません。

以上となります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする